グリーフ(grief)とは、愛の対象を失った悲しみのこと、グリーフ・ワーク(悲嘆作業)とは別れを十分に嘆き、悲しむことをいいます。この過程を通して、その対象がなんらかの形で再び我がものとして位置づけられます。

 失った悲しみが大きければ、その分、心の傷も大きいでしょうし、時間も掛かるかもしれません。傷ついた自分に向き合い、再び生きていく力に変えていきましょう。
グリーフ・ワークの過程
1.無感覚で失ったことが認められない段階。
2.怒り、失った人物などを思慕し求め続ける段階。
3.混乱と絶望の段階。
4.再建段階。
グリーフ・ワークの方法
1.自分の中にある深い悲しみをともなう喪失体験を正直に見つめ、認識し直す。
2.十分に感情を吐き出す。(泣く、怒るなど)
3.どうにもならなかった現実、どうにもできなかった自分を受け入れる。
4.喪失した対象に、自分の中でもう一度きちんと別れを告げる。   (ありがとう、ごめんなさい、さようならなど)
5.新たな生きる意味を見出す。