EAP(Employee Assistance Program)社員支援プログラム(従業員援助制度)は仕事でのストレス、人間関係、家族問題など社員が抱える問題・課題・悩みなどを特に心理面から支援し、安全性、生産性の向上を図るシステムのことをいいます。

近年、日本でも企業や健康保険組合などがEAPプロバイダー(EAPを提供・運営する企業)と契約し、所属員が心身ともに健康でいられるようなサポートが活発になってきています。
EAPサービスの内容としては電話相談や面談カウンセリング(複数回)を無料でご本人はもちろん家族も受けられることもあるなど様々です。
 
もともとは1940年代にアメリカにおいて社員と家族のアルコール依存症による企業の損失対策として始められました。社員支援プログラムは欠勤率、病気や事故による医療費などが著しく減少し効果をあげ、その活動はアルコール依存症対策だけにとどまらず、精神的・心理的問題、夫婦関係・家族関係、経済問題・法律問題、職場のストレス・精神保健など広域に及んでいきました。