●不 安
自己の存在を脅かす可能性のある破局や危険を漠然と予想することに伴う不快な気分。
危険が迫っているという危機感とその危険に立ち向かうための自分の力や周囲の助け(資源)が得られるかが関係しています。また、危険を避けようとする回避行動が現れます。
(不 安)=(危 険)/(対処能力・資源)
適応不安
変化の予兆があるときに、その中で自分が変化に適応できるかという不安
●不安が強くなってきたときに特徴的に見られる変化
【気分】神経質になる/イライラする/心配になる/パニックになる
【身体的反応】手のひらに汗をかく/筋肉が緊張する/動悸がする/頬が紅潮する
【行動】不安なものをさける/確認ばかりする
【思考】危険を過大評価する/自分の能力を過小評価する/周囲からの援助を過小評価する
参考:市川光洋著「不安の時代と神経症(1)〜(6)」産業カウンセリング2010.12〜2011.5
中島義明他編「心理学辞典」有斐閣